芽ばえ社 2000円(定価・税込)<1997年8月発行>
教科書どおりに教えると、生徒たちがピンとこない、退屈してしまう、もっと子どもたちが主体的に学ぶことできる家庭科ができないだろうか、そんな悩みの中からこの本が生まれました。これまで「月刊家庭科研究」にのった高校の実践を中心に、授業のねらいや授業の展 開・授業をしての生徒の様子などを、ていねいに書いた家庭科の実践集です。 実践は全部で13本収録されています。
Ⅰ 家庭科学習の導入として
1 日本の家族・家庭がかかえる問題
2 青年期の愛と性「男女がともに生きる」
Ⅱ 現状を直視させた授業
1 食生活のしくみと問題点を探る『食生活構造図』
2 自ら学ぶ健康と食べ物
3 男女で学ぶ愛と性「自分を愛おしむ心を育む」
4 住環境に感心をもち、住要求をもとう
Ⅲ ジェンダーフリーの視点から
1 ジェンダーアイデンティティーを探って
Ⅳ 工業高校の実践
1 衣生活を考える
2 工業科の男子生徒とともに 家庭経済
Ⅴ 進路とかかわれせた実践
1 生活にかかるお金と労働時間
Ⅵ 領域の枠を越えた実践
1 生活と環境 缶飲料を考える
2 加工食品依存型の社会からの脱出
ⅶ 教具を工夫した実践
1 リズミカルな授業づくりのために 家族